ペルソナ

ペルソナは、皆さんご存知のように仮面の意味です。

ユング心理学では、人間に共通して存在している元型のひとつと考えられていますが、いわゆる元型ではない、という考え方もあります。

さてペルソナは、社会的な生活を送る上でとても大事な役割を果たします。

ペルソナは、社会生活で 必要な衣装とか仮面ですので、ペルソナをまとわずにいるというのは、裸で表に出るにひとしく、心と身体の怪我につながったりして危険です。ただし、ペルソナが硬くなって脱げなくなってしまってはちょっと困ります。

ペルソナが体に引っ付いて脱げなくなってしまうと、本当の自分なのかペルソナなのか自分で分からなくなってしまいます。

警察官には制帽と制服があります。まれに警察官の犯罪が報じられたりしますが、ペルソナと関係がありそうです。

学生には制服あり、自分がその学校の生徒である事が、周囲の人に分かるようになっています。

ペルソナは、それぞれの仕事を遂行する上で、大切な役割を果たしてくれます。

会社組織では、課長は課長としてのペルソナ 、部長は部長としてのペルソナをまとっています。

ある友人は、最近人間ウォッチングが上手になりました。

「A課長は、ペルソナの被り方がヘタくそ、B部長は、ペルソナの被り方がそもそも得意じゃないみたい」と表現してくれました。「それぞれの上司の個性を理解すれば、自分と合うかどうか解ってくるし、付き合い方も分かってくるのよ」と話していました。

人間ウォッチングが楽しめてくると、上司との人間関係も楽しくなってくるようです。

面白いですね。