カウンセラーのこころと曼荼羅

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カウンセラーのこころと曼荼羅

さちこのONE-STEP-FORハピネス

2019/03/12 カウンセラーのこころと曼荼羅

 

こんにちは、未来をサポートするカウンセラーふじいさちこです。

 

今年は、ある占い師さん養成カレッジで、心理学の講座を担当しています。

先日は、リスニングの講義とロールプレイを行いました。

 

その講義の準備のため、リスニングのこころを説明する資料を探していたところ、既にお亡くなりになった、実業家、教育者、そしてカウンセラーであった大須賀発藏先生の「曼荼羅とカウンセリング」という授業でとったノートみつけました。

 

そこには当時の授業が詳しく記されていて懐かしく、時間を忘れて読み返してしまいました。その授業で大須賀先生は京都東寺の講堂に安置されている弘法大師空海の密教の教えを表現している立体曼荼羅について触れられました。立体曼荼羅は仏像で3D的に曼荼羅を表現しており、仏像は全部で21体あります。その立体曼荼羅の東西南北の位置に、北「多聞天」、東「持国天」、南「増長天」、西「広目天」の4体の仏像が安置されています。

私は、この4体のお名前を初めて聞いたとき思いました、エッ!これってカウンセラーの心だよね、と思ったのです。

 

カウンセリングはアクティブリスニング、つまり積極的に聴くことであり、その心は多聞天の働きに他ならないのです。そして広い広いまなざしで相手を受容する、これは広目天の働きです。「増長」は、増長慢ではなく命を長らえる働きのこと、そして「持国」は、条件整備のことです。前者のふたつ「広目多聞」は、まさにカウンセリングに通じていると思いました。また全四つは、生命の根源に働いている四つの役割であるとの説明がありました。

 

カウンセリングは欧米で始ったものですが、日本では、ひとつの例として曼荼羅などを通して、そのこころを教えてくれていると思います。カウンセリングも、恐らく仏教的な精神と共通性があるということなのだと思います。

 

曼荼羅は、箱庭の世界でも節目の作品に良くみられます。箱庭は長方形の砂箱にミニチュアを置いて自分の世界を表現するのですが、かなり曼荼羅と近い世界が表現されたりするのです、ユングは、曼荼羅は自己治癒力の現れだとも言っています。

では、次回にまた…

 

 

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