ノートルダム大聖堂と日本の大仏様

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ノートルダム大聖堂と日本の大仏様

さちこのONE-STEP-FORハピネス

2019/04/22 ノートルダム大聖堂と日本の大仏様

こんにちは、カウンセラーふじいさちこです。

 

パリ、ノートルダム寺院大聖堂で16日大規模な火災が発生、屋根の3分の2が消失しました。マクロン大統領は2024年までに大聖堂を再建すると宣言し、ルイ・ヴィトンらの資産家は、再建のため大金を寄付すると約束したと伝えられています。既に、約1千億円の寄付が申し込みされているとか、驚嘆いたします。

 

このニュースを聞いたとき、私は以前、ノートルダム寺院を訪れた折り、フランス人の観光ガイドさんが悲しそうに大聖堂を見上げて「あちらこちらが痛んでいる、フランス人が神への信仰を忘れてしまったようでとても悲しい…」と嘆いていたことを思い出しました。

 

私は、フランスの皆さまの神への信仰について少しもわかる立場にないのですが、今回のニュースを聞いた時、あのガイドさんの言葉を思い出し、日本の大仏様のことを連想しました。

 

桃山時代、豊臣秀吉によって京都に大仏殿が造られ木製金漆の大仏が安置されましたが、この大仏殿と大仏は、地震により開眼前に倒壊。その後、銅製の大仏を再建したのですがこの大仏も炎上、その後に再び、徳川家康らも再建に加わり完成しましたが、大仏殿には雷が落ち、本堂もすべて焼け落ちたそうです。

京都の大仏は、恐らく豊臣秀吉がその財力で、豊臣家の栄光を世に知らしめようとして建立したのではないかと思います。その因果かどうかわかりませんが何度も火事にあったりして、最終的には現在にその姿を残すことが出来なかったのではないでしょうか。

 

では、奈良の大仏はどうだったのでしょう? 東大寺の大仏造立に奔走した行基という僧侶がいます。行基は仏道修行の後、民衆のために様々な活動をして、やがて朝廷に認められ、当時天災に悩んでいた聖武天皇から大仏建立という国家の一大プロジェクトを任されるようになりました。行基は、全国を行脚して寄付を募り、東大寺に大仏が開眼したと言われています。

 

お金には思いが乗っかります。ノートルダムの大聖堂の再建が、パリの人々の信仰心によって集められた寄付と大富豪の思いが共有されて、無事に再建されればいいなぁと願っています。

 

そして言葉には、お金以上に話し手の思いが乗っかります。言葉にどういう思いを乗せるのか、カウンセリングで最も大切にしたいことですね。

 

 

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