箱庭の動物たち、“狼”は開拓者であり優れた養育者

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箱庭の動物たち、“狼”は開拓者であり優れた養育者

さちこのONE-STEP-FORハピネス

2020/01/23 箱庭の動物たち、“狼”は開拓者であり優れた養育者

こんにちは、皆さまの未来に貢献するカウンセラー、ふじいさちこです。

今日は、箱庭の動物たちを紹介します。

 

日本の箱庭にはあまり登場しない動物として、“狼”がいます。

 

というと、ちょっとマイナスイメージにとらえがちですが、アメリカや西欧では、箱庭によく登場しているようです。海外の箱庭文献に、狼を取り上げている論文がありました。狼は人類の歴史が始まって以来、味方でもあり敵でもあったようで、私はこの論文に非常に興味を持ちました。今日はについて、その論文を交えながら、皆さまにご紹介しようと思います。

 

は恐怖のイメージが先に立ちますが、肯定的な側面がある事は述べました。海外では、狼は集団で生活し若者の世話を共有することで知られています。狼の集団には支配的階層のカップルと、多数の子孫で構成されており、知的でつながりを大切にし遊び心があります。適応性があるので、弱いものを保護する力も持っています。

つまり狼は開拓者でありながら、家族と生きる状態と強い個人主義的な衝動の両方が見られのです。そこで、狼は人類によく似ていると言われているのでしょう。

 

または、男性と女性のプラス面とマイナス面の両方を表しています。月の女神ダイアナはしばしば狩の仲間として狼を伴っており、狼と一緒にいることが女神の強さを増強させました。一方母親のポジティブなイメージとしての狼は、親を失った子どもを受け入れ自然の中で集団の一員として生きる方法を子どもに教える養育者としての面を表しています。集団への忠誠心と、狡猾な自然界の知識を組み合わせた訓練の賜物なのでしょう。

 

心理学関係者には良く知られているアマラとカマラの姉妹は、狼に育てられた少女たちですが、真偽のほどは確かではなく、精神障害の子どもだったという説もあります。しかしその他にも、インドでは狼に育てられた子どもの話はいくつかあるようです。

 

また、ローマ建国の神話として有名な、ムルスとレムスの双子の兄弟は、狼によって育てられた伝説の人物でもあります。ローマ建国が狼に育てられた兄弟によってなされたという神話は、私は恥ずかしながら知りませんでした。

 

色々調べていたら、狼のフィギュアが欲しくなりました。いくつか入手しましたので、箱庭の風景としてご覧ください。

 

 

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