箱庭は、心理療法だけとは限りません

こんにちは、未来サポートカウンセラーのふじいさちこです。

今日は箱庭についてです。

箱庭は、心理療法としてよく知られていますが、箱庭が自己啓発においてもとてもよく機能することを、皆さまご存知でしょうか?

箱庭はスイスのカルフ女史によって始められた心理療法で、子どもに効果があるのでプレイセラピーに使われ、とても役に立っています。

ところで、私は、箱庭が心理療法としてだけでなく、健康な人には自己啓発として、とても役に立つことを常々実感しています。

どんなことが起きるかというと、箱庭を何回か作り続けていると作品の中に自分を現しているようなアイテムが置かれるのですが、そのアイテムがだんだん成長していき、その成長が自分自身と重なるように感じられてくるのです。そして、そのアイテムが自分を見守り励ましてくれることが増えてくるので、嬉しくなります。

また、日記のような役割もあります。例えば、旅の思い出などを箱庭として作ってみると、旅の後、時間が経過しているにも拘らず、旅の思い出とそれを作った時の自分の心境とが共に懐かしく思い出されるのです。

先日私は、ある先生のところで旅の思い出の箱庭をつくりました。始め旅の思い出を作るつもりはなかったのですが、あるアイテムを見つけた時、そのアイテムは「ほら僕だよ、僕を使って」とでも言っているかのように私に呼びかけてきたのです。そのアイテムは「ベレンの塔」と言われるポルトガルの有名な遺跡だったのです。実は私、３月にポルトがルに出かけていたのです。そして、とても印象深かったファティマのマリア様も思い出しました。そして、ベレンの塔とマリア様を使った風景に今の心境と重ねて作品をつくりました。

その時、私はある問題で非常に混乱していました。しかしこの作品をつくりあげ、立ち会ってくれた先生とその箱庭を眺めているうちに、心は癒され問題は薄れ、まるで旅先にいるがごとくの感動が蘇ってきたのです。写真にも撮りました。その写真は私の宝物となっていて、時々その写真を眺めてはニンマリとしています。

ぜひ皆様にも、箱庭を経験していただきたいと思います。

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