最近必須のZoomは「横の愛」かなぁ?

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最近必須のZoomは「横の愛」かなぁ?

さちこのONE-STEP-FORハピネス

2020/06/30 最近必須のZoomは「横の愛」かなぁ?

こんにちは、心理カウンセラーのふじいさちこです。

 

先日、きたやまおさむWebinar研修Zoomに参加しました、テーマは「愛について」。

北山氏は、日本の浮世絵に描かれている母子像、西洋の宗教画に描かれている母子像の母と子の視線のかわし方に注目して「愛」を解説されました。

 

日本の浮世絵に描かれている母と子の場面では、小さな子どもが母親の着物の裾にまとわりついて「甘え」ています。子どもは母を見つめ母は子どもを見つめています。ここには「愛」の上下関係があり、子どもは母の愛を求めて見上げ、母は子を見下ろして応えています。

一方、西欧の宗教画に見られる母子像では、子どもは母親を見て母の「愛」を求めていますが、母は憂いを帯びた表情で遠くを見つめていて子どもとは目があっていないのです。

 

日本人の「愛」には「甘え」という解釈が入っており、甘えたいという小児的希求があるので「愛」をどうしても受け身的なものとして考えがちです。しかし英語の「ラブ」には求めると言うよりも「与える愛」が含まれ、宗教画に見られるマリアは幼子キリストのこれからのイバラの道を予見してか、この子にそして世界に平穏在れと祈る思いが憂いに現されているようです。

 

さて、北山氏はもうひとつ横並びの「愛」というものがあると言います。母と子が横並びになって同じものを見て「坊や、月がきれいだね、今日は満月よ」などの会話が交わされるだろう景色です。これが言語の習得と文化の継承が目的の「横の愛」です。

 

北山氏のお話はまだまだ続いたのですが、今のコロナ禍の時代、今回のZoom研修のように一気にオンライン研修、会議、授業が始りました。経験してみて、充実感はあるのですが熱気が伝わりにくいのが寂しいと思いました。

Zoomカウンセリングは既に始まってますが、その将来の展望はどうなのでしょう?

対面カウンセリングを当たり前に生きてきた者にとって、Zoomへの対応を迫られ、その習得にエネルギーを費やし疲れるという事実もあります。

 

さて結論ですが、このZoomは「愛」の区分から言えば「横の愛」かなあと考えました。PCの共有画面を介して、互いの理解につなげようとしているのは、正に「横の愛」かと思います。しかし、対面で伝わる場のぬくもりは得られず不全感も付きまといます。でも、その不全感は、講師への期待と講座の内容が埋めてくれそうに思います。

日本文化の継承に、何かの貢献を夢見て、私も頑張って見ようと思います。

 

 

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