箱庭療法の歴史！神奈川からも足を運べる東京のオフィスフジイ相談室

箱庭療法は、自分でも気づいていないものが表現されるので、ずっと我慢していたことや抑え込んでいたことが解放されることもあります。長く放置してきたストレスに向き合い、心の病をよい状態へと近づけていくことができます。

こちらでは、箱庭療法の歴史についてご紹介しましょう。

1920年初め、イギリスの児童精神科医ローウェンフェルトは、子どもの治療に「世界技法」を発案しました。「世界技法」は、砂箱に玩具を並べて子どもの世界を表現します。玩具は棚にしまっていましたので、子どもたちがその棚を「world」と呼んでいたことがネーミングに繋がっています。

「世界技法」は、砂箱にフィギュアを置いていく「箱庭」と、見た目はほぼ同じですが、作品を解釈したり分析したりということは、重視されていません。

1956年、スイスのカルフは、ローウェンフェルトの元に留学し世界技法を学びました。その後、カルフはスイスに戻り、既に学んでいたユング心理学を作品の分析と理解に取り入れ、1960年代に「箱庭療法」を始めました。「箱庭療法」は、当初は子どもの治療に使われていましたが、年齢を問わず幅広く心理治療に役立つということで世界に広まって行きました。

その後、スイスのユング研究所に留学していた河合隼雄が、カルフより教えを受けました。箱庭療法を体験した河合隼雄は、欧米と比較して非言語表現の多い日本の文化に適していると感じ、日本へ導入したのです。

スイスで考案されてから箱庭療法は全世界で使われています。東京でも箱庭療法を受けていただくことができます。

箱庭療法は、箱の中の砂を使って風景の大地を作り、そこに人や動物のミニチュアを置くことで自己を表現します。自身が自覚していない悩みは、言葉を使う対話的な手法では説明できません。箱庭療法を用いることで、自覚していない無意識の部分を引き出すことができるのです。

箱庭療法を受けたい方は、オフィスフジイ相談室へお問い合わせください。日本でも世界でも広く使われている「箱庭療法」や「夢分析」をはじめ、「コラージュ曼荼羅（トレジャーロードコラージュ）」というオリジナル療法もご用意しています。

実際にカウンセリングを受けられた方からは、「今まで気づかなかった自分の本当の気持ちや目的が確認できた」と、好評をいただいています。

カタルシスとは、私たちが抱えているイライラや不安、欲求などのネガティブな感情を意識化して解き放ち、気持ちを楽にすることです。通常、こうした不快な感情の元には、強い恐怖や自分を責める気持ちなど、人にいいにくい経験がある場合が少なくありません。

そのため解決するのが難しかったり、長く引きずってしまったりすることがあります。さらに、記憶や感情を思い出すたびに自分も嫌な気持ちになってしまうため、心の奥底にしまい込んで自分でも気づかないようにしてしまう傾向があります。
このような負の感情を抑え込むことなく表現することで、リラックスしたり問題行動を止めたりできるようになります。

「大人になったら簡単に泣くな」といわれてきた方も多いかもしれません。そのため、悲しみをずっと抑え込んできた方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、本当は逆です。思う存分泣くことで、気持ちが軽やかになったり、すっきりしたりすることも多く、このような経験をしたことがある方も少なくないはずです。
他にも、たまたま観た映画やだれかの言葉に心を動かされ涙を流すこともあり、その後同じようにすっきりすることもありますが、これらもすべてカタルシス効果です。

箱庭療法は無意識の力を借りて、カタルシス効果により自分で自分を治癒する力が得られます。
リアルな人生から離れて小さな箱の中で取り組めるので、安心して進められるのが魅力である他、上手い・下手といったことも関係ありません。気軽に始められるのもメリットの一つです。
だれにもいえない気持ちがある方も、箱庭療法でその感情を開放することができます。

箱庭療法は、長くしまっておいた負の感情や自分を責めてしまう気持ちを無理なく浮かび上がらせ、心を軽やかに楽にできる方法です。心を穏やかにさせたり、問題行動を終わらせたりと、いろいろな効果が期待できます。

オフィスフジイ相談室の箱庭療法は、多くの方が体験に来られます。長くモヤモヤした気持ちを感じている方や、罪悪感を手放して心を自由にしたい方は、一度試してみてはいかがでしょうか。東京の方はもちろん、神奈川や埼玉といった周辺エリアからの体験希望者も大歓迎です。