夏休みの思い出・意味論と語用論

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夏休みの思い出・意味論と語用論

さちこのONE-STEP-FORハピネス

2018/08/14 夏休みの思い出・意味論と語用論

夏休みになりました。

子育て中は、夏休みがとても大変でした。

その頃、私は専業主婦でしたので、食事の準備に<お昼ご飯>も加わるので、

献立を考えるのがひと苦労でした。

時には、マックで済ませたり、モスバーガーに駆け込んだり、

夏休みの、あるやり取りを思い出します。

 

お母さん:「今日は、モスバーガーにする、あなたたち何がいい?」

太郎:「ボクは、テリヤキバーガー」

花子:「わたしは、焼き肉ライスバーガー」

お母さん:「お友達のマコト君、あなたは?」

マコト:「僕はいらないです、いりません」

 

言語論に於いて、意味論と語用論、というのがあります。

マコト君の会話は、意味論として「お昼ご飯は要らない」という単純なことですが、語用論的にいうと、

マコト君は遠慮して、①「僕の分まで買ってもらうのはちょっと図々しいから要らない」と言ったのか、

②「お昼ご飯は食べてきたから、僕は要らない」と言ったのか分からないのです。

 

コミュニケーションでは非明示的な暗意と、明示的な内容の明意の両方が伝わるといわれています。

しっかり確認しないといけないなあと思って確認したところ、その日のマコト君は②でした。

なんか、ホッとしました。

 

カウンセラーは、いつもその辺りの読みに、敏感である必要があると思っています。

 

 

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