外向性と内向性、あなたの心はどっち向き？

こんにちは、未来サポートカウンセラーふじいさちこです。

今回は職場のメンタルヘルス相談を受けていて、ある傾向を発見しましたのでご紹介しようと思います。

職場の相談の多くは「人間関係の悩み」ですが、お話しをお聞きしていると、上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかないという話になります。最近おふたりのお客さまから「頼まれ事を断れない、反論ができない」という相談を受けました。おふたりとも同じような悩みではあるのですが、その悩みのプロセスに結構な違いがありました。

仮におふたりをAさん、Bさんとします。

Aさんは、仕事で頼まれた事は無理をしてでも対応しようとするタイプ、その結果上司の信頼も厚い方です。でも基本的に仕事を断らないので、日常的な自分の仕事が後回しになり本来の仕事に取り掛かるのが夕方になってしまうのだそうです。その結果、帰宅時間は遅くなり自宅に着くのが深夜、その結果、疲れが溜まり気分が抑うつ的になってしまうとの事です。

一方Bさんは、基本的に自分の仕事能力に自信を持っている方です。しかしある時、上司から仕事を頼まれ、何故にこの仕事が自分に依頼されるのか理解できず、自分には対応出来る仕事なのかとか、つい考えてしまい回答が遅れてしまったらしいのです。そんなことが幾度かあって、上司にBさんはやる気がないように見られたたのか評価が下がってしまいました。上司とも気まずくなり、職場が楽しくなくなって気分が落ち込み抑うつ的になって相談においでになりました。

おふたりのケースから解ったのは、頼まれ事を断るか受けるかの場面では、本人の心のエネルギーがどちらを向いているかで、悩み方が違ってくるということです。

Aさんは、ご自分の心のエネルギーが外に向かっており。周囲が自分に期待しているのはどういうことかにかなり敏感です。ところがBさんは、心のエネルギーが内側に向かっています。依頼された仕事は自分にとって意味ある仕事なのかとか、つい考えてしまうようです。心のエネルギーが外に向かっている人は外向性、内側に向かっている人は内向性と言っています。

おふたりにはアサーションという自己主張の方法をお伝えしました。その結果も面白い結果でしたので、次回にお伝えしようと思います。ご期待ください。