西洋占星術とユング＆フロイト

こんにちは、心理カウンセラーのふじいさちこです。
久しぶりの投稿です。

先日、西洋占星術の講座に参加しました。私自身は占星術をするわけでも、勉強しているわけでもないのですが、鏡リュウジ先生の話を聞きたくて受講しました。

鏡先生は西洋占星術のかなりの権威で、且つ、ユング心理学にも精通しておられます。今回も様々な話を聞くことが出来ました。ユングも占星術にかなりの貢献をしています。他にもユングの心理学と錬金術の結びつきに関する考え方には興味が惹かれます。
今回、私が特に関心を持ったのはユングとフロイトの関係です。ユングとフロイトの親密な関係は私もよく知っているつもりでしたが、西洋占星術で見ても相性抜群のペアだったということです。

古典占星術では、夫の月が妻の太陽と同じ配置にあるか、あるいは調和的であれば絆は永続的となると言われているそうです。そしてまさにホロスコープの中で、フロイトの太陽の位置にユングの月が位置しているのです。
しかしこれらがインコンジャクト、オポジション、スクエアであればささいなことで2人は別れ、関係は解消されるのだそうです。

占星術の見方はよくわからないので間違っていたら申し訳ないのですが、西洋占星術での相性は抜群で、フロイトとユングは非常に絆が強かった。２人は心理的な結婚状態にありましたが、ささいなことで別れてしまう運命にあったということで、事実がその通りだったのです。フロイトと決別したユングは、別れた後、かなり混乱した状態にあり、混乱から脱出するために心の赴くまま絵を描き、石積や建築など芸術的な遊びを行い、混迷から脱出したようです。ユングは、統合失調症の専門家だったので、自分の症状がそれに近いものだと理解しており更に混迷を深めたようです。しかしその出口として見つけた、芸術療法は素晴らしいものでした。

人間の相性と言うものは、生まれたときの星の位置によってかなり決まっているというのが、なんというか不思議でもあるのですが、少し占いをかじって見るとなるほどと思います。

夫婦カウンセリングをやっていると、いろんなご夫婦にお会いします。相性が良いペアは関係修復が比較的順調です。しかし、これはちょっと無理でしょう､､､と思うペアは、もともと相性が良くない星のもとに生まれていたということなのでしょう。

人生において何が幸いであるのかは、本人でなければわかりません。しかし、うまれた落ちた日時で、人間の運命の何割かは決められているのでしょう。相性と占星術、そしてフロイトとユングについて考えさせられた講座でした。