占いとユング心理学の意外な関係

こんにちは、皆さまの未来をサポートするカウンセラーふじいさちこです。

今日は、「占い」と「ユング心理学」について考えてみようと思います。

「占い」皆さまは信じますか？現代は科学万能の時代でもあり、AIがもてはやされる時代です。今時「占い、なんて…」と思う反面、私、個人的に何故か「占い」のページをめくったりしてしまいます。

本題です、「共時性」というのをご存知でしょうか、英語では「シンクロニシティ」といいます。これは「虫の知らせ」のようなもので、直接の因果関係が無い2つの事象が、偶然に一致してしまうことです。例えば、”最近、○○さんとお会いしていないなあ～、今頃○○さんはどうしているのだろう…”と考えていたら、突然にその○○さんから電話が入ったりする。この「シンクロニシティ」は、どうして起こるのかの理解より、それが起こることで、その人に何らかの意味を成しているのだと考えられています。

ユング心理学の中核的な考え方に『元型』があります。『元型』というのは、全人類の深い無意識部分に共通に存在していると考えられている概念です。良く耳にするものとして『グレートマザー(太母)』『老賢人』などがあります。こうした共通概念があるので、昔話、神話などの大まかなストリーには世界的に共通性が見られるのです。

さて、この「シンクロニシティ」を説明することにはユングも慎重だったようで、私などには当然出来ません。『希望の元型』を示唆するユング研究家もいます。実際、「希望する人」は、共時的現象が良く見えていると考えられます。私も暗に、この元型が、占いが成り立つ根拠なのではないかと考えています。

私、ライフイベントが近い時は、神社でよくおみくじを引きます。ある時「試験は危ない、落ちる可能性あり」とありました。そして数日後、ほとんどの人が合格するある試験に、私は落ちたのです。おみくじ、侮ることなかれ！この時『希望の元型』はどう働いたのでしょうか？？？